IT業界ではフリーランスで活躍するエンジニアが多いと言われますが、その違いはと言われれば多くの方が「会社勤めは安定している、フリーランスは自由だけど不安定」と答えることでしょう。

フリーランスは自分で仕事を獲得して収入を確保する必要があるため、独立を考えているエンジニアもこの点が不安で行動に踏み切れないことが多いようです。

ただしほかにも会社勤めとフリーランスの間には違いが見られます。とくに大きいのが税金・保険の支払い方です。会社勤めの場合は企業の経理が本人に代わって行ってくれますが、フリーランスは原則として（税理士などを雇わない場合には）自分で行う必要があります。そのため経理に関する知識やスキルも必要になってくるのです。

もうひとつ大きな違いとして年金の問題も挙げられます。会社勤めの場合は厚生年金に加入できる上に半分を会社が負担してくれるのに対してフリーランスは厚生年金には加入できず、国民年金に加入したうえで全額自分で支払う必要があります。

こうして見るとフリーランスはデメリットだらけのようにも見えますが、やはりメリットも多くあります。休日などを自分で設定できる、努力と実績次第でキャリアアップできるチャンスを得られる、自分がやりたい仕事を優先して行っていくことで専門的なスキルを身につけていくことができるといったメリットは会社勤めにはなかなか得られないものです。

こうしたメリットに強く魅力を感じ、会社勤めのメリットを捨ててでもフリーランスならではのメリットを追求する価値がある、と考えるエンジニアも多いのです。