IT業界のエンジニアは心身両面の疲労を重ねやすいと言われています。そのため体の健康だけでなくメンタルヘルスも意識したうえで日々の健康管理を行っていくことが求められます。

とくにフリーランスのエンジニアの場合、不安定な就業環境がプレッシャーとなって精神面にストレスをもたらすことも少なくありません。

もしメンタルヘルスを損ねてしまうとやる気が低下してしまう、将来への過度な不安を抱えて不眠症になってしまう、作業の集中力が低下する、さらにはうつ病などの心の病を抱えてしまうことにもなりかねません。

フリーランスの場合、こうした問題を抱えてしまうと直接収入減をもたらす可能性もあります。その結果ますます将来に不安を感じるようになり、メンタルヘルスがどんどん悪化していくという悪循環に陥ることになりかねません。

ですから会社勤め・フリーランスを問わずIT業界で活躍するエンジニアは日頃からメンタルヘルスのケアに十分な意識を持って生活を送ることが求められます。

そんなメンタルヘルスのケアのポイントは2つ。まず心身を休ませる機会を作ること。長時間のデスクワークによる肩こりや眼精疲労が精神面に悪影響を及ぼしてしまう恐れもありますし、過度な疲労が集中力を低下させて仕事の能率を下げてしまう可能性もあります。こうした問題を未然に防ぐためにも意識して休む、そして心身のリフレッシュを図る機会を作る意識を持つようにしましょう。

もうひとつはメンタル面の不調の原因を分析したうえでできる範囲内で解消を目指すこと。本人の問題だけでなく職場の環境や人間関係に原因がある可能性もありますから、メンタルに負担をかける状況からできるだけ離れる対策も取り入れましょう。